双子の大学費用はいくら?【兄弟あり・なしで比較】無償化でいくら変わる?

双子の大学費用はいくら?

兄弟がいる場合といない場合を徹底比較【大学無償化対応】

「双子はかわいいけれど、教育費が心配」

そう感じているご家庭は少なくありません。

特に大学進学となると、

2人分の学費が同時にかかるという点で、

双子家庭はどうしても不利に見えがちです。

一方で、令和7年度から始まる

「子ども3人以上世帯の大学授業料無償化」によって、

「兄弟がいる双子家庭は、むしろ教育費が抑えられるのでは?」

と感じた方もいるのではないでしょうか。

ただし、この制度は仕組みが少し複雑で、

双子だけの場合と

双子+兄弟がいる場合では、

教育費のかかり方が大きく変わります。

👉 双子の大学費用の全体像を先に知りたい方は

【双子の大学費用】いつ・いくら必要?入学前後が一番きつい理由と現実的な準備

もあわせてご覧ください。

この記事では、

双子家庭の大学教育費が「高い」と言われる理由を整理したうえで、

双子のみの場合と

兄弟がいる場合を比較しながら、

どの世帯構成が、いつ、どれくらい影響を受けるのかをわかりやすく解説していきます。

令和7年度から、子供3人以上の世帯への大学等の授業料等の無償化を拡充します!

( 「高等教育の修学支援新制度」の拡充)

文部科学省より引用

結論|双子の大学費用は約952万円|兄弟ありで最大300万円以上差が出る

  • 双子のみ:約952万円
  • 上の子+双子:約735万円
  • 双子+下の子:約595万円

👉 双子のみ > 上の子+双子 > 双子+下の子 の順で負担が重くなります

👉 無償化の影響で、最大300万円以上差が出るケースもあります

👉 双子の大学費用だけでなく、「そもそもどれくらいの年収が必要なのか」を知りたい方は

【双子を育てるには年収いくら必要?教育費2,000万円をリアルに試算】

も参考にしてみてください。


【比較表】世帯構成別|大学教育費の目安

令和7年度からの多子世帯向け支援を前提に、
双子家庭で想定されやすい世帯構成別に、
4年間の大学教育費を“目安”として比較します。

※ 金額は授業料ベースの概算です
※ 入学金・生活費・下宿費等は含みません


■ 双子のみ(私立文系+私立理系)

  • 無償化:対象外
  • 年間負担:約230万円
  • 4年間合計:約920万円

双子が同時に進学しても、
扶養人数が2人のため多子世帯には該当しません。

「同時進学=無償化」という誤解が最も多いケースです。

▶︎ 【双子の大学費用】いつ・いくら必要?入学前後が一番きつい理由と現実的な準備


■ 双子+下の子(扶養3人)

  • 無償化:双子2人とも対象
  • 年間負担:約90万円
  • 4年間合計:約360万円

双子が同時に大学へ進学し、

下の子が扶養に入っている場合、

最も制度の恩恵を受けやすい構成です。

「3人いるのに教育費が一番軽い」

と感じられるのは、このパターンです。

▶︎ 双子+下の子の大学費用はいくら?|2歳差・私立文系×理系で見る無償化シミュレーション


■ 上の子+双子(年齢差あり)

  • 無償化:
     ・原則は上の子のみ
     ・一部期間のみ全員対象
  • 4年間合計:約700〜900万円前後

年齢差によって支援額が大きく変わります。

全員が対象になる期間は限定的で、
「期待ほど下がらなかった」と感じやすい構成です。

▶︎ 上の子+双子世帯の大学無償化をシミュレーション |いつ・誰が対象?金額から見える現


結論として
教育費が軽くなりやすい順は、

 🥇双子+下の子

 🥈双子のみ

🥉 上の子+双子

となります。

双子のみの場合|大学教育費はどうなる?

兄弟がいない「双子のみ」の家庭では、
令和7年度からの多子世帯向け大学無償化制度は、
原則として対象になりません。

その理由と、実際にかかる教育費の目安を見ていきます。

無償化の対象になる?

結論から言うと、
双子のみ(扶養する子が2人)の場合は、
多子世帯に該当せず、無償化の対象外です。

制度の条件は、

「税法上、扶養している子が3人以上」であること。

双子家庭は、人数としては2人のため、
たとえ同時に大学へ進学しても、
この制度の支援は受けられない仕組みになっています。

そのため、双子のみの家庭では、
大学教育費は基本的に全額自己負担となります。

私立文系×理系のモデルケース

ここでは、よくある進学パターンとして、

  • 双子の一方が 私立文系
  • もう一方が 私立理系

というケースで考えてみます。

一般的な学費の目安は、

  • 私立文系:約100万円/年
  • 私立理系:約130万円/年

合計すると、
年間で約230万円の教育費が必要になります。

この金額が、
2人分・同時に・毎年かかる点が、
双子家庭の大きな負担になりやすい部分です。

4年間の世帯教育費目安

上記の条件を4年間で換算すると、

  • 年間:230万円
  • 4年間合計:約920万円

となります。

さらに、初年度には、

  • 入学金
  • 教材費
  • パソコン・通学用品
  • 自宅外通学の場合は引っ越し費用

などが加わるため、
実際の初年度負担は、
より大きくなる点にも注意が必要です。

双子+兄弟がいる場合|教育費は安くなる?

双子に加えて下の子がいる家庭では、
令和7年度からの多子世帯向け大学無償化制度の
恩恵を最も受けやすい構成になります。

双子のみの場合と比べて、
どのタイミングで、どれくらい教育費が
軽減されるのかを見ていきます。

双子+下の子のケース

多子世帯になる条件

双子に下の子がいる家庭では、

  • 税法上、扶養している子が 3人
  • 双子2人が 同時に大学に在学

という条件を満たしやすく、
多子世帯として無償化の対象になりやすい構成です。

下の子がまだ高校生以下であっても、
扶養に入っていれば問題ありません。

年間負担が大きく下がる理由

このケースでは、
大学に通っている双子2人ともが支援対象になります。

たとえば、

  • 私立文系:約100万円
  • 私立理系:約130万円

という組み合わせでも、
1人あたり年間70万円まで支援されるため、

  • 世帯の年間負担は約230万円 → 約90万円 に軽減されます。

大学費用が最も重くなる時期の負担を、
大きく下げられる点が、

この構成の最大のメリットです。

▶︎ 双子+下の子の大学費用はいくら?|2歳差・私立文系×理系で見る無償化シミュレーション

上の子+双子のケース

上の子だけ対象になるケース
上の子が大学に在学している間は、

  • 上の子+双子2人を 同時に扶養
  • 大学に通っているのは 上の子のみ

という状況になります。
この場合、
無償化の対象になるのは上の子1人のみです。

双子が高校生の間は、
制度の恩恵は限定的になります。

全員対象になる「短い期間」

上の子が在学中に、
双子が大学へ進学した場合には、

  • 扶養3人
  • 大学在学3人

という条件がそろい、
全員が無償化の対象になる期間が生まれます。

ただしこの期間は、

  • 年齢差が短い場合に限られる
  • 数年、もしくは1〜2年程度にとどまる

ケースが多く、

制度の恩恵が一時的になりやすい点には注意が必要です。

▶︎上の子+双子世帯の大学無償化をシミュレーション |いつ・誰が対象?金額から見える現実

「思っていたより安くならなかった」
と感じやすいのが、このケースです。

  • 上の子だけ対象になる理由
  • 全員対象になるタイミング
  • 年齢差が与える影響

については、
こちらの記事で今後具体例を使って解説していきます。

双子の大学教育費を詳しく知りたい方へ

ここでは全体像を把握するため、
学費をシンプルにまとめました。

私立の文系・理系別の詳しい金額、
4年間の内訳については、
こちらの記事で詳しく解説しています。

【双子の大学費用】いつ・いくら必要?入学前後が一番きつい理由と現実的な準備

令和7年度からの「多子世帯の大学無償化」とは

双子の兄弟ありなしの大学無償化比較図解

この図は、双子家庭の世帯構成ごとに「大学無償化の対象になるタイミング」を整理したものです。 同じ双子家庭でも、兄弟の有無や年齢差によって、支援の範囲は大きく変わります。

このあと、それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。

双子家庭の教育費を考えるうえで、
避けて通れないのが 令和7年度から本格実施される
「多子世帯の大学無償化制度」 です。

この制度は、
「子どもが3人以上いる家庭の大学教育費負担を軽減する」
ことを目的としており、
双子家庭とも相性の良い仕組みになっています。

ただし、内容を正しく理解していないと、
「思っていたのと違った」と感じてしまうケースも少なくありません。

ここでは、制度の基本を整理します。

制度の概要(授業料70万円上限)

多子世帯の大学無償化では、
大学・短大・高専・専門学校などに在学する
学生に対して、授業料が支援されます。

支援額の上限は、

1人あたり年間70万円です。

重要なのは、

  • 「授業料が全額無料になる」とは限らない
  • あくまで 上限付きの支援 である

という点です。

たとえば、

  • 国立大学の授業料は、ほぼ上限内に収まるため実質無償に近くなる
  • 私立大学の場合は、差額分を自己負担する必要がある

という違いが生じます。

国立・私立のちがい

この制度は、
国立・私立を問わず対象になります。

ただし、支援額が同じため、
実際の負担感には差が出ます。

  • 国立大学
     授業料が比較的低く、
     支援額内に収まりやすい
  • 私立大学
     授業料が高いため、
     支援後も一定額の自己負担が残る

そのため、
「無償化=学費ゼロ」と思ってしまうと、
私立進学の場合にギャップを感じやすくなります。

「人数」ではなく「扶養」が基準という重要ポイント

この制度で最も誤解されやすいのが、
「子どもの人数」ではなく、
「扶養している子の人数」で判定される

という点です。

具体的には、

  • 税法上、扶養している子が3人以上いること
  • そのうち、大学などに在学している子が支援対象

という仕組みになっています。

つまり、

  • 3人きょうだいでも
     → 扶養から外れている子がいれば対象外になることがある
  • 逆に、年齢差が小さく
     → 同時期に3人を扶養していれば対象になる

といったケースが生まれます。

双子家庭では、
「いつ・何人を扶養しているか」
が、教育費を大きく左右するポイントになります。


双子の大学費用はなぜ高い?3つの理由

① 同時進学で「負担が集中する」

双子家庭の最大の特徴は、
大学進学のタイミングが完全に重なることです。

一般的な家庭では、
兄弟が年齢差をもって進学するため、
大学費用は「数年おき」に発生します。

しかし双子の場合、

  • 入学
  • 在学
  • 卒業

このすべてが同時進行になります。

結果として、
「毎年の負担が倍になる」
「一時的な出費が非常に大きくなる」

という状況が生まれやすく、
大学教育費が高く感じられる要因になっています

② 初年度費用が2人分同時に発生する

大学進学で特に負担が大きいのが、初年度です。

  • 入学金
  • 前期授業料
  • 教科書代
  • パソコン・通学用品
  • 引っ越し費用(下宿の場合)

これらが、双子の場合は2人分同時に発生します。

たとえば私立大学では、
入学初年度だけで1人あたり150万〜200万円前後

かかることも珍しくありません。

これが同時に2人分となるため、
家計へのインパクトが非常に大きく、
「双子の大学費用は大変」という印象につながっています。

👉 双子の教育費は「すべてが単純に2倍になるわけではない」点も重要です。

詳しくは

【双子の教育費は本当に2倍?実際にかかるお金と“2倍にならない3つのポイント”】を解説した記事

も参考にしてください。

③ 奨学金に頼る家庭が多くなる

こうした事情から、
双子家庭では奨学金を検討するケースが多く見られます。

  • 貯蓄だけでは初年度を乗り切れない
  • 一時的な負担を分散したい
  • 子ども本人に一部を負担してもらいたい

といった理由です。

ただし奨学金は、
将来返済が必要な「借金」でもあります。

そのため最近では、
「借りる前に、使える制度をきちんと知っておきたい」
と考える家庭が増えてきました。

令和7年度からの無償化制度は、
まさにその一つであり、
双子家庭にとっても知っておく価値のある制度だと言えます。


双子家庭が知っておきたい3つの注意点

制度を正しく理解していないと、
「対象だと思っていたのに違った」
という事態にもなりかねません。

双子家庭が特に注意したいポイントを3つ整理します。

扶養から外れた年は対象外

多子世帯の判定は、
その年の税法上の扶養人数で行われます。

  • 子どもが就職した
  • 収入が増えて扶養を外れた

といった場合、
翌年度から支援対象外になる可能性があります。

アルバイト収入の落とし穴

大学生本人のアルバイト収入が増えると、

  • 扶養控除から外れる
  • 世帯として「扶養2人」と判定される

というケースもあります。

「学費を助けるためのバイトが、
結果的に支援を減らしてしまう」
という逆転現象には注意が必要です。

年度ごとに判定される制度

多子世帯の判定は、
入学時に一度決まって終わりではありません。

  • 毎年度
  • 扶養状況・在学状況をもとに再判定

されるため、
年によって支援額が変わる可能性があります。

まとめ|「人数」より「進学時期」が教育費を左右する

双子家庭の大学教育費は、

「双子かどうか」だけで決まるものではありません。

また、大学費用のほかにも

小学校・中学校・高校と、それぞれ教育費はかかります。

👉 教育費の全体像を先に把握しておきたい方は

【双子の教育費】どこが一番かかる?小学校〜大学までの総額と“負担が重い時期”まとめ

も参考にしてみてください。

令和7年度からの多子世帯向け支援制度では、
何人いるかよりも、
その年に誰を扶養しているか、
同時に大学へ通っている人数が重要
になります。

その結果、同じ双子家庭でも、

  • 双子のみ
  • 双子+下の子
  • 上の子+双子

といった世帯構成の違いによって、

4年間で数百万円単位の差が生まれることもあります。

特に、

  • 双子+下の子の構成は支援を最大限活用しやすい
  • 上の子+双子は「一時的に安くなるが、継続しにくい」
  • 双子のみは無償化対象外になりやすい

という点は、
進学時期を考える上で知っておきたい重要なポイントです。

「制度があるから大丈夫」と安心する前に、
自分の家庭が“どの年に・誰が・どこまで対象になるのか”

を把握しておくことが、
後悔しない教育費計画につながります。


👉 より具体的な金額やケース別のシミュレーションは、以下の記事で詳しく解説しています。

ぜひ、ご家庭の状況に近い記事から確認してみてください。

👉 また大学費用は一度に準備するのではなく、早めに積み立てることで負担を抑えることも可能です。

実際にNISAで積み立てたケースについては

双子の大学費用は足りる?NISA月1.5万円を4年積み立てたリアル

で詳しく解説しています。

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