【体験談】子どもが約束を守るには?効果があった声かけとタイミング

子どもが約束を守るには?声掛けとタイミングのアイキャッチ画像

「お風呂行かない」「あとでやる」——

毎日のように繰り返されるやり取りに、正直うまくいかない日も多いです。

特に3歳の双子育児では、タイミングが少しズレるだけで、

ご飯もお風呂もスムーズに進まないことがよくあります。

そんな中、先日。

いつもならぐずるはずの流れが、驚くほどスムーズに進んだ日がありました。

きっかけは、帰宅前に交わした“ひとつの約束”

結果的に、娘は自分からご飯を食べ、お風呂にも入ってくれました。

「どうして今日はできたんだろう?」

3歳7ヶ月の双子との関わりの中で感じたことを振り返りながら、

子どもが約束を守るために大切だと感じた
声かけやタイミングについて、実体験ベースでまとめていきます。

3歳7ヶ月の双子でもできた|約束を守れた日の出来事

ママと女の子とお風呂とご飯のイラスト

粘土を買った帰りにした“ひとつの約束”

先日、お昼寝明けの出来事です。

娘の機嫌がとても悪く、
「ママと自転車でお出かけする」と強く主張

その日は特に予定もなく、
正直すぐに出かけるつもりはなかったのですが、
なかなか気持ちが切り替えられず、癇癪のような状態になってしまいました。

どうにも収まらず、最終的にはこちらが折れる形で、自転車で出かけることに。

その流れでお店に立ち寄り、娘が欲しがった粘土を買うことになりました。

ここまででも、かなりイレギュラーな流れです。

本来ならこの後は、家に帰ってご飯、
できればそのままお風呂まで済ませたい時間帯。

ただ、このまま帰れば「今すぐ粘土で遊びたい」となるのは目に見えていました。

そこで、家に入る前にひとつ約束をすることにしました。

粘土は、ご飯を食べてお風呂に入ってからにしようか

先に遊び始めると、月(双子兄)もやりたくなっちゃうから、玄関に置いておこうか

そう伝えると、娘は少し考えてから「うん、いいよ」と納得した様子でした。

そのまま粘土は玄関に置いて、家に入りました。

帰宅後の変化|自分からご飯・お風呂へ

正直、この時点では半信半疑でした。

これまでも「あとでね」と約束しても、

結局は「今やりたい!」に変わってしまうことが多かったからです。

ですがこの日は違いました。

家に入ると、粘土のことを言い出すこともなく、

そのままご飯へ。

そしてさらに驚いたのが、その後です。

普段は「お風呂行こう」と声をかけても、

なかなか動かず、最後はぐだぐだになりがちなのに——

この日は、娘の方から「お風呂入る」と言ってきたのです。

無理に促すこともなく、
流れが途切れることもなく、
ご飯からお風呂までがスムーズに進みました。

もちろん、たまたまのタイミングだったのかもしれません。

でも、「約束したから守った」というだけでは説明できない何かを感じたのも事実です。

「どうして今日はできたんだろう?」

そう考えたとき、

いくつか思い当たる理由がありました。

なぜ約束を守れた?考えられる5つの理由

粘土で遊ぶ手元の画像

今回の出来事を振り返ってみると、

「ただ約束したから守れた」というよりも、いくつかの要素が重なっていたように感じます。

我が家なりに、「なぜ今回はうまくいったのか」を考えてみました。

① 先に約束した(後出しじゃない)

まず大きかったのは、「事前に約束したこと」だと思います。

よくあるのが、帰宅後に
「先にご飯食べてからにしてね」
と“後出し”で伝えてしまうパターン。

でも今回は、家に入る前に約束しました。

子どもにとっては、

「あとからルールを変えられた」ではなく、
「最初からそういう流れなんだ」と受け取りやすかったのではないかと思います。

② 本人が納得して決めた

今回、「うん、いいよ」と娘が一度考えてから答えていたのも印象的でした。

親が一方的に決めた約束ではなく、
本人が納得して受け入れた約束だったこと。

これが、その後の行動につながったのではないかと感じています。

「やらされる」ではなく「自分で決める」。

その違いは小さいようで、行動には大きく影響するのかもしれません。

“やらされる”のではなく“自分で決める”関わりは、普段から意識している声かけともつながっていると感じました。

【3歳の双子】育て方を変えるべき理由|声かけと環境づくりの実例

③ 気持ちが満たされていた(外出・買い物)

今回の流れは、そもそも娘の「お出かけしたい」という気持ちから始まっています。

本来の予定ではなかったものの、
結果的にその気持ちに応える形で外出し、粘土も購入しました。

「自分の気持ちを聞いてもらえた」

「やりたかったことができた」

そういった満たされた状態があったからこそ、

次の約束も受け入れやすかったのではないかと感じています。

安心感や満足感がある状態は、自己肯定感にも関係しているのかもしれません。

【双子】自己肯定感はどう育つ?3歳から意識したい「成功体験」の積み重ね方

④ 未来のトラブルを一緒に考えた(兄の存在)

今回の声かけでは、

「先に遊び始めると、月(双子兄)もやりたくなっちゃうよね」と伝えました。

単に「ダメ」と止めるのではなく、

その先に起こりそうなことを一緒にイメージした形です。

娘自身も、日常の中で「取り合いになる」経験は何度もしているので、

状況を想像しやすかったのかもしれません。

相手の気持ちや行動を想像する力は、いわゆる“共感力”にもつながる部分だと感じました。

非認知能力「共感力」とは?3歳の双子の日常から考える“気づく力”の育ち方

⑤ 選択肢を与えた(玄関に置く?)

「玄関に置いておこうか」と、こちらから一つの選択肢を提示したことも大きかったと思います。

「やる・やらない」ではなく、

「どうやって約束を守るか」を一緒に考える形です。

この関わり方だと、

子ども自身が状況に参加している感覚を持ちやすいのかもしれません。

“どうする?”と選ばせる関わりは、自分で考える力にもつながっていると感じています。

【3歳・幼児】すぐ「ママやって」と言う子が“自分で考えられる子”に変わった理由

子どもが約束を守る力=非認知能力

今回の出来事を振り返ってみると、

「約束を守れた」というひとつの行動の中に、いくつかの力が関わっているように感じました。

・すぐに遊びたい気持ちを抑える

・あとでできると理解する

・自分で納得して行動する

こうした力はまとめて“非認知能力”と呼ばれています。

【幼児】非認知能力とは?3歳から育つ10の力と家庭でできる関わり方

目に見えるテストの点数とは違って、

日常の中で少しずつ育っていく力です。

今回の出来事も、その一つの表れだったのかもしれません。

自己コントロール(やりたい気持ちを我慢する力)

粘土を買った直後、本来であれば「今すぐやりたい」となる場面でした。

それでも娘は、「あとでやる」と気持ちを切り替えることができました。

この“やりたい気持ちを一度止める力”は、
自己コントロールのひとつ
だと思います。

自分の気持ちをコントロールする力は、問題解決にもつながる重要な力です。

非認知能力「問題解決能力」とは?3歳児の育ち方を双子の実例で解説

見通しを持つ力(あとでできると理解する)

あとでやる」が成立するためには、

“あとでもできる”と理解している必要があります。

今できなくても大丈夫、
あとでちゃんと遊べる——

そうした見通しが持てていたからこそ、
その場で気持ちを切り替えられたのではないかと感じました。

“あとでできる”と考えられる力は、メタ認知とも関係があると感じました。

メタ認知とは何か|3歳児の行動から見えた“考えを調整する力”

納得して行動する力(内発的動機)

今回の約束は、親が一方的に決めたものではなく、

娘自身が「いいよ」と納得して受け入れたものでした。

だからこそ、無理に言われなくても、

自分から動くことにつながったのだと思います。

外からの指示ではなく、

自分の中で「やろう」と思えること。

この“内側からの動き”は、これからの成長の中でも大切な力になっていくのかもしれません。

自分で考えて動く経験は、好奇心や主体性にもつながります。

非認知能力「好奇心」とは?3歳の慎重な子にできる育て方【体験談】

うまくいかない日もある|それでも意味がある理由

今回のようにうまくいく日がある一方で、

もちろん毎回同じようにできるわけではありません。

「あとでね」と約束しても、

結局は「今やりたい!」となってしまう日もありますし、

お風呂に入るまでに時間がかかることも、正直よくあります。

そのときの気分や体調、

お腹の空き具合や眠さなど、

少しの違いで行動が変わるのが子どもだと感じています。

だからこそ、「この方法なら絶対うまくいく」とは言えません。

それでも今回のように、

自分で約束を守れた経験があるということは、

子どもの中に“できた感覚”として残っていくのではないかと思っています。

一度できたことは、またどこかでつながる。

すぐに結果が出なくても、

こうした小さな成功体験を積み重ねていくことに意味があるのだと感じています。

我が家で意識している“約束のコツ”

今回うまくいった理由を振り返る中で、

普段から意識している関わり方も影響していると感じました。

我が家で大切にしているのは、次のようなポイントです。

先に伝える

約束は「後出し」ではなく、できるだけ先に伝えるようにしています。

あとからルールを変えるのではなく、

最初から見通しを共有することで、子どもも受け入れやすくなると感じています。

納得してもらう

一方的に決めるのではなく、

できるだけ本人が納得できる形を意識しています。

時間は少しかかっても、

一度納得できたことの方が、その後はスムーズに進むことが多いです。

選ばせる

「どうする?」と選択肢を出すことで、

子ども自身が関わりに参加できるようにしています。

小さなことでも「自分で決めた」という感覚があると、

行動につながりやすいと感じています。

感情が荒れているときは無理に進めない

気持ちが大きく崩れているときは、

何を言っても受け入れられないことが多いです。

そういうときは無理に約束させようとせず、

まずは気持ちを落ち着かせることを優先しています。

子どもの要望はできるだけ満たす

これは我が家なりの考え方ですが、

子どもの要望は、叶えられるものはできるだけ応えるようにしています。

感覚としては、10個要望があれば8個は応えるイメージです。

もちろん、

  • お風呂に入る
  • 寝る時間を守る

といった、どうしても譲れない部分はあります。

そういった場面では、無理に切り上げることもありますが、

普段の中で「聞いてもらえている」という感覚があるからこそ

案外すんなり受け入れてくれることも多いです。

今回も、

「ママが自分のお願いを聞いてくれた」という気持ちがあったからこそ、

その後の約束も受け入れやすかったのかもしれません。

まとめ|約束は「守らせる」より「一緒に決める」

子どもに約束を守ってもらおうとすると、

つい「守らせる」ことに意識が向きがちです。

でも今回の出来事を通して感じたのは、
命令することよりも、「一緒に決める」ことの大切さでした。

事前に伝えること。

納得できる形にすること。

子ども自身が選べる余地を残すこと。

そうした積み重ねがあるからこそ、

無理に言わなくても、自分から動ける場面が生まれるのだと思います。

もちろん、毎回うまくいくわけではありません。

それでも、「できた」という経験がひとつ増えることには意味があります。

小さな成功体験の積み重ねが、

やりたい気持ちをコントロールする力や、見通しを持つ力につながっていく。

そうした日々の関わりの中で、
非認知能力は少しずつ育っていくのかもしれません。

完璧を目指すのではなく、
うまくいった日を振り返りながら、また次につなげていく。

これからも、そんな関わり方を続けていきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA